カスタマイズ


WOOD FRIENDER 24 は雄型を用いて量産する方式ではなく3Dデータを活用して直接建造する方式を進めています。この工法を進めることで木造艇でありながら最新のレースボートにも引けを足らない最新設計性能を引き出すことができ、オーナー様の希望により世界の何処にも無い先端のデザインにアップデートする事も可能です。オーナー様のライフスタイルに合わせて艇の使用目的、艤装、内装を自由にアレンジすることができますので量産艇ではありますがワンオフ艇建造と同様の建造構想・過程から艇を育てる楽しみを存分に味わっていただきけます。 

世界の何処にも無いあなただけの愛機を建造します。


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・WF24の建造シーン。

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・建造中のWF24船首より後部を望む”Cozy”な船内。 photo:Kazusige Nakajima

Cozy お母さんのお腹にいるような安心感


Cozyという単語をご存じでしょうか? 「小さいから落ち着く。」「小さいから愛着を感じる。」 などの意味をもちます。WOOD FRIENDER 24 は全長24ftという小さな船です。この”小さい”を”Cozy”と捉えることで その中に潜む無限の可能性が見えてきます。
従来の小型艇はコストや固定観念から企画が始まることが多いので船内はお茶を濁す程のおまけ的空間を作り「安かろう、狭かろう、悪かろう」という悪いイメージを持つ艇が多く存在します。特にFRP製小型艇はどこか”ユニットバス”のような風貌になりがちでした。

しかし”Cozy”というのは実は日本人の感性に合った魅力が詰まった空間なのです。WOOD FRIENDERが目指す「心豊かにすごす 本当に大切なものが見える空間」とはまさにこのサイズなのです。


茶室


日本の伝統文化のなかで”Cozy”を完成させている”茶室”というものがあります。「小空間における無限の広がりと安心感。更に精神の冴えわたる絶妙の緊張感」。この空間に”Cozy”の魅力が結晶してるのではないかと研究を続けていたところ プロトタイプWOOD FRIENDER 24 のオーナー様より「実は父が生前 忘れ去られていた幕末の井伊直弼の茶道の復興研究に生涯を捧げていたんですよ。茶室のコンセプトは興味深いので進めましょう。」との後押しを得てオーナー様と滋賀県立大学の茶室や自然環境を研究されているグループの方々より様々なアドバイスをもらいながら空間づくりが始まりました。

小型艇にありがちな側壁いっぱいに窓を開けるというものとは反対に、光源をコントロールすることで何処にもない落ち着きを持たせるようにコンパニオンハッチを躙り口(にじりぐち)と仮定し、明り取りだけでなく意匠ともなる窓の位置やサイズ、船体強度を保つ柱を茶室のつじつまに合わせる方法、自然素材の和紙を天然素材の糊と防水加工させる方法、日本伝統のカラーリング、防水&軽量化された畳など従来のヨットにはない感覚を持つ空間になりました。


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・”茶室”コンセプトを持つWF24プロトタイプ船内。

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・薄っすらと奥行きを感じる御簾(みす)効果。

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・トリックアート効果を利用した隔壁により船首方向への広がりを感じる。

御簾(みす)



狭い船内を広く見せるという部分ではデザイナーの金井氏のアイデアが大いに発揮されているところです。構造材として船内を前後に走る数多くの細いストリンガー(縦材)をトリックアート効果として利用できるように空間を仕切らずに連続した流れを感じさせるバルクヘッド(隔壁)をデザインして船首方向を実寸よりかなり長く感じるように工夫しています。また船尾方向は従来の考えではエンジン等見せたくないので仕切りを入れたりしますが こちらも軽量化を兼ねたくり抜かれた隔壁を採用しています。更に”ジャパンブラック”なる塗装を後部隔壁に施すことで まるで”御簾(みす)”の様に”見えそうで見えない””薄暗て見えないけれど確かに空間がある”という絶妙のバランスで解放感を確保しています。日本古来のお家芸ともいえるアイデア満載です。

ライフスタイル


テストのために強風波浪時の長距航行に参加してくれたクルーからは「レースバージョンの艇だと思っていたが全く疲れを感じさせない艇だよ。予想外のブローも舵だけ乗り越えることができるね。非常にバランスが良いという事だろうね。しかもケツが暖かい!絶対にクルージングバージョンも造るべきだね。」という感想を伝えてくれました。同じような意見として初テストセーリング時に駆けつけて頂いた堀江健一氏からも船内に入って「船内機のクルージングバージョンでそうやね。きっと楽しいよ!。」というアドバイスを頂きました。

WOOD FRIENDER 24 の基本コンセプトはオーナーのライフスタイルに合わせた”世界のどこにも無いあなただけの愛機”というものでプロトタイプWOOD FRIENDER 24 の”レーシング&茶室”という強烈な個性もオーナ様のライフスタイルを実現したものなのです。オーナー様それぞれのライフスタイルに合わせて船外機、船内機、電気モーター、クルージング、レース、デイセーラー、フルクルー、シングルハンダー…様々な要望に対応する事が可能です。 

WF24船内機プラン例pdfファイルをダウンロードする> LinkIcon船内機GApdf


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・茶道具をセットしたWF24プロトタイプ。

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・様々なライフスタイルを描ける船内。

十人十色


プロトタイプWOOD FRIENDER 24 の茶室造りは構想から施工、実用と、どの段階でもオーナー様のワクワク感を引出すことが出来てレーシングな高性能とは別の価値観を感じる事ができました。オーナー様それぞれの十人十色なライフスタイルを載せることが出来れば他では手に入らない人生を豊かに生きる何かを提供できるのかもしれないと思いました。未だ見ぬライフスタイルを再現してみたいものです。

艤装


仕様にライフスタイルを反映するという事は当然 艤装もカスタマイズできるということでもあります。プロトタイプWOOD FRIENDER 24 は”レーシング”に特化した艤装でありますが シングルハンダー向けのショートハンドバージョンなどもこの艇にあっているのではと思います。艤装パーツは日進月歩で新しい便利な艤装が数多く発表されています。プロトタイプに使用したレーシングファーラー、ソフトシャックル、リングブロック等もその一端です。数多い艤装品の中からオーナー様のご要望に応えるのにはWOOD FRIENDERのネットワークにより日本セーリング界トップクラスのメンバーからアドバイスを提案することも可能ですのでお気軽にお問合せください。今後は自社のWOOD&カーボンの製品開発にも力を入れていきますので こちらも随時発表してまいります。


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・設計艤装を現場で更に詳しく検証する。

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・過去と未来の融合?。

未来の乗り物


「木の活用を探求する 世界に一つの愛機を創造するために 心豊かなあなただけの物語がはじまるように…」この言葉を理念としてWOOD FRIENDER 24 を開発してきて得たものは未知の創造に対するノウハウ確立と強力なネットワークでした。このノウハウとネットーワークを発展させて更なる探検の旅に出ていきたいと思います。

雑誌「舵 KAZI」のレポーターとしてWOOD FRIENDER 24でのセーリングに乗り込んで頂いた 西村一広氏より投げかけられた「知的モノハルの未来形としてハイパフォーマンスボートの上を行くダイナミックなセーリングを可能にする新時代ヨットに装備されつつあるフォイル(翼)をWOOD FRIENDERで試せるのでは?」という挑戦状とも激励とも取れる提案が胸に響きます。思いつきで試しに作るのではなく、設計、先端素材、トップセーラーのネットワークを駆使して取り組めば この探検の旅も踏破する事が可能だと信じます。

探検の旅の延長線に未来の乗り物としてのヨットがあると思います。最新のアメリカズカップ艇が風だけのパワーで巨大なエンジンを積むパワーボートでも追いつけないスピードビルドしたように、マリン用電気モーターが化石燃料を使用するエンジンパワーに匹敵できるようになってきたように、太陽電池が糸に埋めこめられるようになったように、世界がWebで繋がり重要な情報が手軽に入手できるようになったように、過去のモノと思われていた”木”が未来の素材として第一歩を踏み出したように… 人や地球に負担を掛けずにナチュラルパワーだけでハイパフォーマンスを出すそんな未来のあなただけの物語がはじまる”愛機”を次の艇で実現してみたいと思います。。

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